About
サービス概要
代車を無料で貸出している整備・鈑金工場さま
実はそれ、損している可能性があります。
代車とは何か
代車とは、車検・整備・修理・鈑金塗装などで車をお預かりしている間に、整備工場や販売店がお客様に貸し出す車のことです。法律で貸出が義務づけられているものではなく、入庫していただくためのサービスとして各社が自主的に用意してきたという性格のものです。そのため多くの工場では無料、あるいは実費程度の負担で貸し出されてきました。
代車とレンタカーの違い
| 代車(従来) | レンタカー(有償貸渡) | |
|---|---|---|
| ナンバー | 白・黄(自家用) | 「わ」または「れ」 |
| 料金 | 無料または実費程度 | 時間・日数に応じた貸渡料金 |
| 必要な許可 | 不要 | 自家用自動車有償貸渡業の許可 |
| 契約書面 | ないことが多い | 貸渡約款・貸渡証・貸渡簿 |
| 保険 | 自社の任意保険の条件次第 | 貸渡用の保険で補償 |
この違いを一言でいえば、「料金を取れるかどうか」と「契約と補償が整っているかどうか」です。わにゃふるカービジネスは、これまでの代車を右側の形に置き換える仕組みです。
なぜ「わ」ナンバーなのか
わナンバーは、有償で貸し渡すために登録された自動車につけられる分類番号です。レンタカー会社の車で見慣れているため「わナンバー=観光用レンタカー」という印象を持たれがちですが、実際には有償貸渡用として登録された車すべてが対象です。整備工場が代車を有償で貸すために使うわナンバーも、まったく同じ枠組みの中にあります。
無料の代車が抱えている3つの損
1. 維持費が回収できない
代車として1台を保有すると、車両の取得費に加えて自動車税、重量税、自賠責、任意保険、車検・点検の費用、タイヤや消耗品、洗車と燃料の実費がかかり続けます。これを何台も抱えれば年間の負担は決して小さくありません。それでも無料で貸している限り、そのすべてが回収手段のない固定費になります。
2. 代車特約が使われないまま終わる
事故で車が使えない期間の代車費用を補償する代車特約(レンタカー特約)は、多くの自動車保険に用意されています。ところが工場が代車を無料で貸してしまうと、お客様には請求すべき費用が発生せず、特約は使われないまま終わります。お客様が保険料を払って備えていた補償が、誰の利益にもならずに消えている状態です。
3. 貸出条件があいまいでトラブルになりやすい
無料の代車は契約書面がないまま渡されることが多く、返却時の燃料、走行距離、傷の負担、返却期限といった条件が口約束になりがちです。「ガソリンは入れて返すのか」「この傷はいつ付いたのか」といった行き違いは、無料であるがゆえに請求根拠を示しにくく、結果として現場が泣き寝入りする形になりやすいのが実情です。
有償貸出に切り替えると何が変わるか
わナンバーの車両として有償で貸し出すようになると、代車の位置づけが根本から変わります。
- 貸出日数がそのまま売上になる…1日5,000円〜20,000円が目安です。修理が長引くほど売上も伸びます。
- 代車特約に請求できる…事故修理のケースでは、お客様の自己負担を増やさずに貸出料金を受け取れます。
- 貸渡約款で条件が明確になる…燃料・傷・返却期限・免責額を書面で示すため、トラブルの予防になります。
- 貸渡用の保険で補償される…自社の任意保険の運転者限定や年齢条件に左右されず、貸出前提の補償を用意できます。
- 車両を「止めない」運用になる…遊んでいる時間を減らすほど収益が上がるため、配車の考え方そのものが変わります。
料金の決め方
貸出料金は車種と地域の相場から決めます。軽自動車やコンパクトカーは5,000円前後、ミニバンや上級車種では10,000円以上を設定している加盟店もあります。判断の目安になるのは次の3点です。
- 代車特約の上限額…事故修理の代車をこの範囲に収めると、お客様の自己負担が発生しません。
- 周辺のレンタカー相場…同クラスの車がいくらで借りられるかは、お客様が納得できるかどうかの基準になります。
- 1台あたりの維持費…年間の維持費を想定稼働日数で割ると、最低限回収したい日額が見えてきます。
実際にどう決めればよいかは、会員専用サイトで公開している加盟店の設定例をご覧いただけます。導入前のご相談でも、貴社の代車台数と入庫件数をもとに考え方をご説明します。
お客様が代車について実際に検索していること
代車を有償化するかどうかを考えるとき、参考になるのがお客様側が何を疑問に思っているかです。検索されている内容を見ると、代車をめぐる不安は「料金」と「もしものとき」に集中しています。
- 「代車は1日いくらか」…相場が分からないため、請求されるのか無料なのかを事前に知りたい。
- 「代車の保険はどうなっているのか」…事故を起こしたときに誰が負担するのかが分からない。
- 「代車で事故を起こしたらどうなるか」…借りている車を壊してしまう不安。
- 「代車のガソリンは入れて返すのか」…返却時のマナーや精算のルールが不明確。
- 「ディーラーが代車を貸してくれない」…そもそも代車が確保できないことへの不満。
これらはすべて、条件が書面で示されていないことから生まれる不安です。無料であるがゆえに説明が省かれ、かえってお客様を不安にさせているという面があります。
わナンバーの車両として有償で貸し出す運用に変えると、貸渡約款・貸渡証によって料金・燃料・傷の負担・返却期限・免責額がすべて書面で示されます。お客様にとっては「何にいくらかかり、もしものときはどうなるか」が最初から分かる状態になります。有償化はサービスの後退ではなく、条件を明確にして安心して借りていただくための整備でもあるというのが、実際に導入した工場からよく聞かれる感想です。
導入をご検討の方へ
代車の有償化は、いきなり全台・全ケースで始める必要はありません。事故修理の代車から段階的に切り替える方法や、車種によって日額を分ける方法など、規模に合わせた進め方があります。まずは貴社の代車台数と月あたりの入庫件数をもとに、どの程度の増収が見込めるかをご確認ください。資料請求は無料です。
代車1台あたりのコストを数えてみる
代車を有償化すべきかどうかを判断するとき、いちばん確実なのは1台あたりの年間コストを実際に数えてみることです。感覚では「もう償却が終わっているから負担はない」と思っていても、書き出すと毎年出ていく費用がはっきりします。
| 費目 | 内容 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 排気量に応じて毎年発生します。 |
| 自動車重量税 | 車検のたびに発生します。年式が古いほど重くなります。 |
| 自賠責保険 | 車検と同時に加入します。 |
| 任意保険 | 代車として不特定の方に貸すなら、運転者限定や年齢条件の設定に注意が必要です。 |
| 車検・法定点検 | 自社で対応できても、部品代と工数は発生します。 |
| 消耗品 | タイヤ、バッテリー、オイル、ワイパーなど。 |
| 洗車・燃料 | 貸出のたびに発生する実費です。 |
| 保管場所 | 敷地を使っている以上、他に使えたはずの面積を占有しています。 |
これらを合計し、その車が年間に何日貸し出されているかで割ると、1日あたりいくら回収できれば収支がとんとんになるかが出ます。実際の貸出料金は5,000円〜20,000円が目安なので、多くの場合は数日の稼働で維持費を上回ります。
逆にいえば、無料で貸している間はこの金額がまるごと持ち出しです。台数が増えるほど負担も比例して増えていきます。代車を有償化するというのは、この構造を反転させる作業にほかなりません。
